選択的シングルマザーとして生活して感じたメリット・デメリットをご紹介します。
まだまだ新参者ですので適宜追加するかもしれません。
メリット
家事が適当でいい
個人的に一番大きなメリットです。
特に料理。
子どもの食事さえちゃんとしていたらいいので、大人(私)の分は手抜きしまくって、その時間を自分時間にすることができます。
一例をあげると、
朝:グラノーラと野菜ジュース 昼:冷凍ごはんとインスタントのおかず 夜:ラーメン
独身一人暮らしのよう(汗)
作るときは作りますが、重要なのは義務ではなく気が向いたときに作る程度でいいということ。
そのため育休中も娘が昼寝しているときは基本的に私も寝ていました。
なにせ料理しなくていいので!
掃除もそうですね。
疲れ果てて玄関に抱っこ紐やら荷物やら投げ捨てていても誰にも文句を言われない。
とはいえあまりやりすぎると娘も掃除・片付けしなくなりそうなので戒めるようにしています、、!
夫や義両親に悩まされない
自分が家の掃除をしているのに、夫はソファで横になってダラダラテレビを見ている。
仕事で疲れているから土日くらい休ませてと言って家事も育児もしない。
でも義両親や職場の人の前でだけ育児をしてイクメンと言われいい気になっている。
それでイライラしてしまい、子どもが何かやらかしたときに必要以上に怒ってしまい自己嫌悪する。
また、義両親がアポなしで家にやってくるとか、子(孫)を好き勝手したり甘やかしたりする。
どこかで聞いた話で恐縮ですが、そういうストレスとは無縁です。
もちろん世の中には「夫は杉浦太陽よりイクメン♡」という方もいらっしゃるみたいです。
優しい夫と頼れる義両親がいない代わりに、足を引っ張る夫と気の合わない義両親がいない。
ローリスク・ローリターンですね。
教育方針が自由
「本来乳母(母)と教師(父)のうち、どちらか片方は不要である。しかし二人に分かれることは避けがたい。ならばどうするか。まるで同じ人物が二人いるかのように言動を一致させることだ」
教育学の父・ルソーはこんな感じのことを言っています。
そうしなければ教育方針がぶれて、子どもが混乱して上手く育たないということらしいです(超省略しています)。
私自身、母に言われるがまま書道を習っていましたが、父にずっと「書道なんてくだらない、英語の方がいい」と言われていて、両親で話し合ってくれよと思っていました。
習い事や小中くらいまでの進学先、家庭教育、土日どこにでかけるかなど、子の意見を取り入れつつすべて私が決めることができます。
買い物も自由
娘が5か月の頃、話題の枕ユニースリープをプレゼントしました。
なんと11,900円。
夫婦だったら話し合いが必要な金額ではないでしょうか。
ほかにも服はどこで買いたいとか、離乳食用のアイテムだとか、ベビーカーだとか、人によってこだわりたい部分があるかと思います。
「必要なものは好きに買っていいよ」と言ってくれる夫なら嬉しいですが、「もっと安いのでいいんじゃない?」という人もいるでしょう。
育児に限った話ではないかもしれませんね。
私も想像上の夫(仮)が新車のレクサス買いたいと言ってきたら「もっと安いのでいいんじゃない?」と言ってしまうかもしれません。
そういう点で揉めないので平和です。
デメリット
お金がない
やっぱりこれですね。
育休手当ての振り込みが遅れたらと思うとゾッとします。
独身のときもっと資格取って資格手当を増やしておくんだった!!
年間休日120日以上、有休も夏季休暇も使い放題だったのに。
ゲームばっかりしていた過去の自分を引っ叩きたいです。
子どもの安全のために次から次へと育児グッズが必要で、お金がバンバン飛んでいきます。
自分の買い物なんて普通のお菓子くらいしか買っていないのに。
私立の小学校に興味ありましたが、毎月の教育費を見て目玉飛び出ました。
娘よ、老後は施設に入って面倒かけないので、大学や専門学校は私と同じように自分で奨学金を借りていっておくれ……。
孤独
生後1か月までは基本外出せず、2か月までは5分くらいの外出にとどめる。
そういう通説ありますよね。
育児の右も左も分からない私は概ねそれを守りました。
そうすると誰かと会話をする機会がないんですね。
しかもその頃といえば3時間おき授乳とか細切れ睡眠とかで特に大変な時期。
大人との会話もなくただただ多忙に育児をしていて、正直頭がおかしくなっていました。
子どもがある程度大きくなるまでは、一緒にテレビを見たりゲームをしたりする相手がいなくて孤独を感じます。
あー、ドッキリGPとかくだらない番組で笑い合いたい。(ドッキリGP大好きです)
体が一つ足りない、腕が二本少ない
体力がついていかないことは予想していましたが、そんなのはおまけでした。
体力うんぬんの前に、ずっと私が抱っこ担当のため、すぐに腰や肩、手首が痛くなります。
首座り前には腱鞘炎にもなり、お世話できなくなっては大変と慌てて病院に行きました。
生後1~2か月頃の抱っこして歩いていないと泣く時期は、毎日グラノーラや卵かけごはんを用意して机に置き、バランスボールに座って縦揺れ表現しながら、片手で娘を抱っこしてもう片手だけで食べていました。
2か月過ぎるまでは外出を控えようという定説に従っていたため、弁当を買いに行くこともそんなにできなかったんですね。
今思えば海外では普通に新生児抱っこして外出するそうなので、あまり気にしなくてよかったかな~と。
また、田舎なので基本車移動なのですが、食料品の買い出しに行った帰りは車から降りて片手に娘を抱っこし、反対の肩に抱っこ紐とマイバックとカバンをかけて歩くという苦行がつきものでした。
しかも腰ベルト式の抱っこ紐は肩紐が分厚いためずり落ちて地面を引きずる羽目に。
抱っこ紐で抱っこすればいいのかもしれませんが、抱っこ紐で抱っこするまでの時間より玄関まで歩く時間の方が短いんですよね……。
それから、自分と子どものどちらかが病気になると大体もう片方にも移ります。
二人してコロナにかかったときはまだ娘が小さかったので平気でしたが、2~3歳のイヤイヤ期だったらと思うと恐ろしいです。
また、私が働けなくなって金銭的に困窮すれば、娘の進路を狭めてしまうかもしれません。
最悪死んでしまったら、他の家族は高齢だったり病気だったりするため、この子は児童養護施設に引き取られる可能性もあります。
それ以外にも、叱る役割、フォローする役割と分担することもできません。
毎日3時間くらいお手伝いさんを呼べる財力がほしい!
責任が重い
メリットのところで教育方針や買い物を自分の一存で決められると書きました。
しかし裏を返せば、最も身近な相談相手がおらず、私が道を誤れば娘も巻き添えになるということ。
誤った教育をしてしまったとき、修正してくれる人もいません。
本当に本当に万が一、娘が犯罪行為をするような大人になってしまった場合、人のせいにすることはできません。
大学で教育学をかじったことがせめてもの頼みの綱でしょうか(しかし綱が細い)。
いかがでしょうか。
選択的ではないひとり親の方と共通する部分も多いかもしれません。
実家でご両親に手伝ってもらいながら暮らすことができればデメリットをかなり軽減することができると思います。
マンパワーとマネーが無限にあればいいのになぁ。
